全国で唯一の飛び地の村として知る人ぞ知る、和歌山県は北山村にて、無垢の木の家具製作を行っております。

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かつての村の中学校校舎、その後保育所として使用された建物を工房として使わせていただいております。

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小さなスプーンから、大きなものはテーブル、食器棚等、身の丈でまかなえるものなら何でも製作させて頂きます。

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　そもそもこの工房は義父　吉田友彦が1999年にこの地へ移住し創立したものでしたが、2012年に急逝いたしました。

　当時私は木工の仕事から暫く遠ざかっていたのですが、月に一度程度、工房の整理や機械のメンテナンスに通う内、周囲の理解と応援を受けて、ものづくりの仕事へ復帰することを決意しました。

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　そして彼の残した工房と設備を引き継ぐために2014年夏、私もこの地へ移住し、この屋号を継がせていただいております。

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　林工亘（りんこうかん）とは　”木々に囲まれ、ものづくりを極める”という意味であると先代より伺いました。

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　回り道の挙句に、木工の世界へ戻って参りましたが、その経験が一筋の道を進み続けた方々とは少し違った何かを生み出せる強みになると信じ、日々精進させていただいております。